今回は最近相談件数の多い仮面浪人について、記事にしたいと思います。
仮面浪人(かめんろうにん)とは、大学に入学・在籍しながら、それとは別の希望する大学や希望する学部の入学試験のための勉強をしている状態にある学生受験生のことである。
出典:Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/仮面浪人)
仮面浪人自体は決して悪いことではないのですが、そもそもなぜ仮面浪人をするのでしょうか?
多くの方は進学する予定の大学に満足しておらず、かと言って1年浪人するリスクを負いたくない…
だから仮面浪人をしよう! …そう考えているのではないでしょうか?
確かに普通に浪人するのはリスクがあります。
必ずしも1年後に合格が勝ち取れるわけではありませんし、もしかしたら全部落ちる可能性もあります。
そういう意味では怖いから仮面浪人という気持ちはわからなくもありません。
ですが、仮面浪人をして失敗した場合は普通に大学2年生として生活できるのでしょうか?
浪人生も仮面浪人も、どちらも相応の受験勉強が必要になります。
浪人生は1年間受験勉強に費やせますが、仮面浪人はそうはいきません。
まず大学の授業。落ちた時に普通の大学2年生として生活するためには大学の授業もしっかり受けないといけません。
必修単位だけ取ってもいいでしょうが、2年次に学科が決まるような大学ならなるべくいい成績を残す必要があります。
もっと言えば、大学院や留学には1年次の成績もかかわってきますので、人によっては本当に手を抜けないと思います。
そして交友関係。仮面浪人のため勉強ばかりしている人と仲良くしたいと思う人がその大学にいるでしょうか?
ある程度受験勉強に時間を割かなければいけないので、遊びや飲み会などの誘いを断ることもあるでしょうが、
誘っても断ってくる友人をずっと誘い続け、仲良くしようと思うような人はそう多くないと思います。
さらに様々な誘惑があります。
サークル活動をはじめとする様々なイベントや遊びの誘惑をすべて断ち切れとまではいいません。
浪人生だって遊びますから適度に遊んだりするのは決して悪いことではありませんが、
それらを自制し、本当に”適度”に遊んだりすることができる人が果たして何人いるでしょうか?
仮面浪人には「失敗してもその大学に残って進級することができる」というメリットがあります。
ですがそれは大学の授業をしっかり受講し、交友関係も良好で、誘惑も自制出来る場合に限ります。
多くの場合はそれはメリットになっておらず、
むしろ変な安心感が気の緩みを産むデメリットであると考えます。
中には仮面浪人のために大学を休学するというケースもあるようですが、
そこまでする覚悟があるのなら、最初から仮面浪人をしない方がよいのではないでしょうか?
ここまでかなり否定的な内容を書かせて頂きましたが、仮面浪人を悪いものと考えているわけではありません。
ただ単にリスクが取れないから仮面浪人をするという安易な考えは、実は大きなデメリットがあることを伝えたいと思い記事にしました。
最後まで読んでいただき、
仮面浪人について相談したいという方がいらっしゃいましたら
気軽にお問い合わせ頂ければと思います。
それではまた次回