弁護士になるためにはどうしたらよいのか?どんな大学を選べばよいのかご説明したいと思います。
弁護士資格を取得するためには、司法試験に合格することが必要です。
司法試験は最難関の試験と言われており、かなりの勉強量が必要となりますが、その司法試験を受験するために2つのルートがあります。
それは
1.法科大学院(ロースクール)を修了すること
2.司法試験の予備試験に合格すること
です。
まず代表的な方法が『法科大学院(ロースクール)を修了すること』です。
弁護士になるためのもっとも一般的なコースがこの『法科大学院(ロースクール)を修了すること』です。
法律系の大学院である法科大学院にて、所定のコースを終了させることで司法試験の受験資格を有するというものです。
この大学院への入学は、一般的な大学院とさほど変わりません。
適性検査、自己評価書を提出した上で、試験として小論文、面接などが科される大学院が多いです。
大学で法学を学んでいる人は2年制の「法学既修者コース」、そうでない人は3年制の「法学未修者コース」を受験することが一般的です。
法学既習者コースの場合、上記の入試科目に加えて各大学独自の法律試験科目、法学既習者試験の結果などが必要になりますので、
法学部を卒業しているというだけで、「法学既修者コース」になるわけではありませんし、その逆も然りです。
もう1つが『司法試験の予備試験に合格すること』です。
法科大学院を修了してない者でも司法試験の予備試験に合格すれば、司法試験を受けることができます。
優秀な大学生の場合は、大学院に行く前にこの予備試験に合格し司法試験を受験、さらに優秀だと大学在学中に合格ということもあります。
他にも法科大学院に通えない理由がある人や、法科大学院と並行して受験するという人もいます。
予備試験の合格率は毎年1%未満なため、あまり現実的な方法ではありませんが、
東大や慶應など有名な大学では毎年数人が大学生の内に合格をしているため、
受験生の頃から法曹関係(弁護士)を目指している人は、視野に入れておいても良いのではないかと思います。
今回は「弁護士」と書かせて頂きましたが、司法試験は「裁判官」や「検察官」になる場合も同様です。
ちなみに司法試験の試験の成績が高い順に「裁判官」「検察官」「弁護士」になりやすいため、
弁護士なら合格するだけでなれるのですが、裁判官や検察官になりたいのであれば、それなりの成績を残せるように頑張りましょう!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
それではまた次回、よろしくお願いいたします。