今回は、2月2日17時現在の東大・京大・一橋大学の出願状況についてコメントしたいと思います。
現段階で志願者数が確定というわけではないのですが、ここまでのデータを基にコメントしたいと思います。
東京大学
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2016年度入試で足きりのなかった文Ⅰ・文Ⅱ・理Ⅱの志願者が増え、現段階ですでに全科類で第1段階選抜倍率を超える応募があります。
文Ⅲ以外は2016年度よりも志願者数が増えているため、2016度よりもハイレベルな戦いになることが予想されます。
東大は基本に忠実な問題が多く出題されますが、「基本=簡単」というわけではなく、基本を軸にしっかり理解していない良問が出題されます。
受験生は今一度改めて基本的な部分を確認しつつ、入試本番に向けて、二次対策を頑張ってください。
また、1・2年生は難しい応用問題ばかりでなく、基本的な要素をしっかり押さえつつ、応用力を養いながら勉強することをオススメします。
京都大学
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1月31日時点で、2016年度まで志願者数が減少傾向だった教育学部が増え、他学部も現段階で例年通りかそれ以上の志願者数を記録しています。
理系学部はどこも例年通りかそれ以上の応募がある様子で、近年の理系人気が伺える結果になるかと思います。
京大は難問が多いですが、誰も覚えていないような暗記問題やマニアックな出題をせず、思考力・表現力・構成力を試すに相応しい、良問が出題されます。
受験生は安易に難しい問題に着手せず、”良問”に絞って思考力・表現力・構成力を養いながら最後の調整をしてください。
1・2年生は”ただ難しいだけの問題”を解けるようにするのではなく、精錬された良問をノーヒントで解けるように鍛えてください。
一橋大学
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2016年度と比較して、現段階で全体的に志願者が増えています。
特に2016年度は一番倍率が低かった商学部が今年はその反動かかなり志願者数を伸ばしており、例年よりやや足きりのボーダーが高いかもしれません。
一橋は基本的に英語・数学が合否のカギを握っており、配点の低い学部であっても最低限解けるようにしておきたいです。
全体的に記述・論述の難易度が高いため、受験生は最後まで気を抜かず、徹底した対策を行ってください。
1.2年生は焦らず基礎的な部分から応用力を身につけ、受験生の段階でしっかり記述・論述対策ができるように備えてください。
繰り返しになりますが、志願者が確定しているわけではないので、これからさらに数字は変動します。
とはいえ、ざっくりこの傾向のまま確定すると思いますので、受験生はしっかり今後の対策を練ってください。
がんばれ受験生!
何か質問がある場合、個別にお問い合わせ頂ければ可能な限りご相談に応じます。
ではでは、次回は私大のお話を少ししたいです。