カフェインの効率的な活用方法

前回、体を温める飲み物をご紹介いたしましたが、
その記事を読んでいただいたからから以下のような質問が届きました。

「普段、夜の勉強にはブラックコーヒーを飲んでいるのですが、これってどうですか?」

今回は、コーヒーに多く含まれるカフェインに焦点を当てて記事を書かせて頂きます。

 

hotdrink

 

夜に勉強する際、コーヒー片手に行っている人も少なくないと思います。
私も受験生時代は、夜勉強する際にカフェインを摂取するため、コーヒーを飲んでいました。

カフェインには眠気をなくす効果があり、その効果の恩恵を受けるために私も飲んでいたのですが、
実はカフェインを摂取するタイミングや量によっては効果がなかったり、危険な効果を及ぼすことがあります。

カフェインを摂取することによって得られる主な作用は、覚醒作用や利尿作用なのですが、
他にも集中力の向上や、偏頭痛緩和や、脂肪の分解を促進してくれるリパーゼという酵素を活性化する作用などがあると研究で分かっています。

このうち覚醒作用が、いわゆる眠気をなくす効果なのですが、
カフェインを摂ってから覚醒効果を発揮するまでには、30分のタイムラグがあるため、
眠くなってから摂取したり、また早めに飲み過ぎると、期待しているような効果が出ないことがあります。

なら、常に飲み続ければいいのかというとそうではありません。
成人の場合、1日300mg程度の摂取であれば有害な影響はないとされていますが、
500mg以上とると人によっては急性中毒症を起こすこともあり、取りすぎは体に害を及ぼします。

ちなみに500mgってどれくらいコーヒーを飲むの?って話なんですが、
100ml中のカフェイン量は、インスタントコーヒーだとおよそ45mgなので、1リットル以上飲む計算となります。
ただエスプレッソの場合は、100ml中に280mgのカフェインが含まれているので注意が必要です。

 

もしコーヒーが苦手だけど、カフェインの恩恵を受けたいという方は
紅茶や緑茶などにもカフェインは含まれておりますので、そちらで代用することは可能です。
紅茶やココアなどは100ml中に30mgのカフェインが、緑茶やウーロン茶などは100ml中に20mgのカフェインが含まれています。
ちなみに玉露であれば、100ml中に120mgとコーヒーより多くのカフェインを含んでいます。

 

いかがでしたでしょうか?
カフェインには勉強を効率的に行うための成分が含まれていますが、取りすぎには注意が必要ということですね。

もう少し話すと、コーヒーに砂糖を入れるか、否かについては
大量の砂糖を摂取すると、折角のカフェインの効果を打ち消してしまうので少量にしておいたほうがいいです。
缶コーヒーには最初から大量の砂糖が含まれている場合があるので、できればブラックや無糖にして、自分で砂糖の量を調整するのがいいです。

ただ、私個人は缶コーヒーよりも、自分で淹れる事をおススメします。
なぜならば、コーヒーを淹れてるときにリフレッシュすることができますし、
淹れたてのコーヒーの香りには、DNAの酸化や心臓の老化を妨げる抗酸化作用のある物質が300種以上含まれているそうなので老化防止になるからです。

勉強も大事ですが、長期的な健康も意識して、賢く勉強をしましょうね!

今回は、ここまで。
何か勉強や効率的なやり方について疑問や質問がありましたら
お気軽にお問い合わせ下さい。それでは、また次回。